INTERVIEW01

「理論」に「経験」が追い付いた瞬間、
「ホンモノの知識」になった。

ポンプ部技術三課
大徳 穂高Hotaka Daitoku

ポンプ部技術三課
大徳 穂高
Hotaka Daitoku

始まりは設計職。経験を生かし、サービスエンジニアに。

新卒で入社し4年間、ポンプの設計を担当していました。5年目からは設計で培った知識を生かせるサービスエンジニアとなり、現在に至ります。

サービスエンジニアは、すでに稼働しているポンプが故障したり、不具合が生じたときに現地に赴き、その原因を探ることがメインミッションです。当社の主力製品「産業用特殊ポンプ」は、火力発電所や浄水場、食品メーカー、製鉄所など、日本中で幅広く使用されています。日本中が私のフィールドになるので、仕事で行っていないのは北海道、青森、沖縄くらいでしょうか。

私が直接コミュニケーションを取るお客様は設備の保守担当のため、機械に関する全体的な知識はあります。そんな方々に向けて、「ポンプのプロフェッショナル」として、ポンプ特有の専門的な内容をわかりやすく、丁寧に説明をしていきます。お客様の表層のニーズは「不具合を直したい」ですが、根底には「寿命を伸ばしたい」、「もっと性能をあげたい」という思いがあります。それを常に頭に置き、ポンプのことを正しく理解していただき、使っていただけるように心がけています。

年単位のミッション。成功したとき、
ホンモノの知識になった。

大徳さんが点検をしている様子

月に4~5件の案件が発生し、日帰りから2~3日の宿泊を伴うものまでさまざまです。その中でも、特に印象に残っているミッションがあります。

九州の案件で、お客様から「もっと長く使いたい」という要望がありました。そこで、ポンプを全て解体して中の状態を確認し、設計職で培った論理と、サービスエンジニアとしての経験をフル稼働して、「ここをこうしたらどうだろうか」「材質を変えてみよう」と仮説を立て、試験運用をスタートしました。

定期的に動作確認を行い、1年後、再び中身を確認してみると、仮説通りに部品の傷み度合が減っていて、寿命を伸ばすことに成功しました!その瞬間、「あ、解決したな」「ホンモノの知識になったんだな」と感じました。

理論的には成功するとわかっていても、「でも、実際にその通りだろうか?」というと、正直自信がなかった。実体験がなかったので、自分の中で机上の空論だったんです。でも、この経験で、知識が自分のものになったと思います。

大徳さんがパソコンの前で機械の図面をみている様子

まだまだ道半ば。目指すは先輩のように社内外から頼られる存在。

入社して7年目になりますが、現地でトラブルが起きた時、お客様から上司の同席を求められることもあり、まだまだ知識も経験も半人前だと感じます。お客様や上司から見ても、「この人に任せれば大丈夫!」と思われる存在になりたいですね。

そうなるには、ポンプの知識だけではなく、電気系統や、制御系の知識も必要です。製品全体の知識があれば、不具合の原因がポンプではなかった時も、「これはポンプのトラブルではないのでわかりません。」ではなく、「これはポンプではなく○○が原因だと思います。」と、その先を伝えられ、一人で完結できるようになります。

目標とする先輩や上司は、率先してご自身の失敗談や「こうしておけばよかった」という経験を教えてくれるので、非常に心強いです。私の仮説を認めてくれた上で、「それに加えて、この部品を用意しておいた方がいいよ。」「こういう調査もしておいた方がいいかもしれない。」というアドバイスをくれます。

雰囲気のよさは、就活中にも感じていました。当社を含めて3社の内定をもらっていたのですが、先輩の話を聞いた時に、一番生き生きとしていて、優しそうな雰囲気が当社だったんです。学生時代は仕事内容のイメージが湧きませんから、「自分がその雰囲気に馴染めるか」という視点で企業を選ぶと、入社後のギャップを防げるのではないでしょうか。

家族との大切な時間も、一人の趣味も。

大徳さんの後ろ姿

職業柄出張は頻繁にありますが、残業はほとんどありません。私の場合、月10時間くらいです。最近結婚したばかりで、退社後はすぐに自宅に帰り、家族との大切な時間を過ごしています。

長期で休みが取れるときは、愛車バイクでのツーリングを楽しんでいます。直近では夏休みを利用して、4泊5日で北海道に行きました。

バイクは、春の暖かさや磯の香り、田んぼや新緑の匂い、冬の冷たく乾いた空気など、四季や自然を直接感じられることが魅力ですし、旅先での偶然の出会いも楽しみの一つです。

仕事に忙殺されることもなく、日々新しい知識を吸収し、プロフェッショナルを目指せる。人間らしく、ちょうどよいバランスで毎日を過ごせていると思います。

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